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感想

「マイ・インターン」


2015年にアメリカ合衆国で製作されたコメディ映画。

監督・脚本・製作:ナンシー・マイヤーズ
主演:ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイ

内容・あらすじ
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイというオスカー俳優が共演を果たしたヒューマンドラマ。

定年退職したビジネスマンと若くして起業し成功しているビジネスウーマンが最初はギクシャクしながらも、少しずつ友情を育んでいく物語。

【感想】
まず「10点満点中、7点」。「そこそこ面白かった」ので合格点ということになりますが、ロバート・デ・ニーロ さんの、あの笑顔は健在でした。やはり、僕がデ・ニーロさんで一番印象に残っているのはあの笑顔です。

「人懐っこい」とも見えますし、ときには「心の底からは笑ってない」ようにも感じられます。その絶妙な笑い具合がデ・ニーロさんの真骨頂です。

デ・ニーロさんは昔、「ボクサー」という映画でボクサーを演じていたのですが、このときはボクサーとして減量した美しい肉体から引退してデブッチョになった体型を実際に自らの身体で実現させたのが話題になっていました。

日本でもNHKで西郷隆盛を演じた鈴木亮平さんが同じようなことをやってのけたそうですが、役者魂を感じさせる武勇伝です。ほかにも役になりきるために歯を抜いたりしている役者さんがいますが、役にのめりこむ行いは役者みょうりに尽きるのかもしれません。

僕が最初に観たデ・ニーロさんの映画は「タクシードライバー」ですが、映画の内容は「ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作」(https://movies.yahoo.co.jp/movie/13970/より引用)です。

僕は昔から「かっこ悪いのがかっこいい」と思っているのですが、「タクシードライバー」でのデ・ニーロさんの服装にハマリました。ジーンズにジャンパー姿という、どこにでもいそうなありふれたファッションなのですが、その「ありふれた」中に個性が満ち溢れているように感じていました。

40年くらい前に観た映画ですので、話の細かなら内容は覚えていませんが、デ・ニーロさん演じるタクシー運転手が夜の街で働かされている少女をマフィアから救うお話だったように思います。

計画を実行に移すために、デ・ニーロさんは肉体を鍛え、銃やナイフの練習をしている姿にも感銘しました。僕は単純ですので、銃やナイフの練習こそしませんでしたが、腕立て伏せのやり方などはマネをしていました。

デ・ニーロさんは演技派と言われていますが、演技派と言われる人たちには共通点があるように思っています。それは「なにもしないとき」の演技です。やはり昔見た映画に「卒業」という映画があったのですが、主演は若き頃のダスティン・ホフマンさんです。

この映画の最後の名場面は、ほかの男性と結婚する恋人に向かって、ダスティン・ホフマンさんが「教会の2階から大声で恋人の名前を叫ぶ」のですが、僕が感動したのは、そのあとの場面です。

二人して手を取り合って教会から逃げ出し、そのままバスに乗み、最後席に並んで座るのですが、座ったあとカメラはふたりの顔を映すだけなのです。ふたりはなにもせず、ただ前を見て笑っているでもなく、喜んでいるでもなく、ただ前を向いて座っているのです。

その表情からは、これから遭遇するであろう困難やそれらに立ち向かう強い決意が感じられました。それと同じものがデ・ニーロさんの笑顔からは感じられるのです。

ただ、僕的にはデ・ニーロさんとアン・ハサウェイが結ばれてほしかったです。40歳くらい離れていますが(笑)。

追伸:主人公の女性は深津絵里さんに似ていました。