さらば愛しきアウトロー

製作:2018年(アメリカ)
監督:デビッド・ロウリー
出演者:ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック、ダニー・グローバー

僕の映画ベストスリーのうちの2つはロバート・レッドフォードさんとポール・ニューマンさんが出演している映画なのですが、どちらもアウトローが主人公となった作品です。題名は「明日に向かって撃て」と「スティング」ですが、ポール・ニューマンさんはすでに鬼籍に入っておられますのでロバート・レッドフォードさんのことは気になっていました。このお二人はプライベートでも仲がいいのが有名でしたが、今で言いますと、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのような関係でしょうか。

この映画はレッドフォードさんが主演なのですが、まさに「明日に向かって撃て」と「スティング」を合わせたような映画です。脚本はレッドフォードさんにあてがきではないか、と思えるくらいピッタリの役柄でした。尊敬の念を含んだ映画製作のようにも感じます。

レッドフォードさんは若い頃二枚目俳優として名をとどろかせていましたが、どんなにイケメンであろうとも、最後は老けていきます。名俳優のすごいところは男優に限らず、女優でも年齢を重ねて外見が老けていくことをさらけだしていることです。あのキュートの名をほしいままにしていたオードリー・ヘプバーンさんも皴のある顔で堂々とマスコミの前に出ていました。

正直なところ話の内容的は、「ありふれた」と言っては失礼ですが、これまでに似たような映画を観たような気がします。ですが、その平凡さを補ってあまりあるレッドフォードさん賛歌といってもいいのではないでしょうか。僕がレッドフォードさんファンですので、肩入れしすぎかもしれません。そう思われてかまいませんが(笑)。

この映画の魅力をひとつあげますと、登場人物たちの言葉のやりとりです。こなれた言葉が次から次へと出てくるのですが、やはり脚本家の妙といえるのでしょう。最後にひとつだけ疑問を書きますと…、髪の毛、地毛かなぁ。

それでは、また。

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