「夜のピクニック」

製作:日本2006年/96分
監督:長澤雅彦
出演者:多部未華子、石田卓也、西原 亜希、郭智博

あらすじ
高校生活最後の伝統行事「歩行祭」を迎える甲田貴子(多部未華子)は、一度も話したことのないクラスメイト西脇融(石田卓也)に話しかけようと考えていた。2人は異母兄妹の間柄で、そのことは誰にもいえない秘密だった。一方、融も貴子を意識しながらも近づくことができず、事情を知らない友人たちが勘違いして、告白するようけしかける。

原作は読んではいませんでしたが、この本が面白いことは聞いていました。ただ、映画が面白いのかはちょっと迷っていたのですが、観終わった感想は、、、とてもとても面白かったです。

こういう短い時間をひとつの映画にするのは、僕からしますと、やはり「アメリカングラフィティ」が原典ですが、それでもこの映画も負けないくらい面白かったです。池松壮亮さんが出ていましたが、池松さんは大人になってからブレークしていますが、子役出身と聞いてはいましたが、実際の映像を初めてだったのでなんとなく得をした気分です。

2006年製作ということは、15年も経っていることになりますが、全く色あせた感じがしないのは、それだけ映画が面白いことの証です。短い時間をひとつの映画にしているのがアメリカングラフィティと同じと書きましたが、全体の流れも同様に感じました。「同様」とは言っても別に悪い意味で言っているのではなく、感動させる流れになっていてとてもよかったです。

主演は多部未華子さんでしたが、それ以外の役の方々もピッタリはまっていた印象です。それにしても、イケメンや美女というのはいつの時代もいくらでもいるものなのですね。イケメンではないですが、柄本佑さんもボケ役で十分魅力を発揮していました。

個人的には西原 亜希さんに一番魅力を感じましたが、もっとブレイクしていないのが不思議です。やはり芸能界というところは美人とイケメンが集まるところですので、その世界でブレイクするには実力以外の運とかめぐり合わせといった実力以外のなにかが必要なようです。

そんなことを考えさせられた映画でした。

また、次回。

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