ロマンスドール

(2019年製作の映画)
上映日:2020年01月24日製作国:日本上映時間:123分
監督:タナダユキ
出演者:高橋一生、蒼井優、きたろう、渡辺えり(渡辺えり子)、ピエール瀧

あらすじ
一目惚れをして結婚した園子と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄。仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける・・・・・・。

実は僕が勝手にタイトルから連想したのは、「電影少女」でした。少年ジャンプで1989年から3年間連載されていた漫画ですが、「ドール」という言葉から連想してしまったのでした。しかし、内容は全く関係のない、ひと言でいうなら純愛映画であり、昔の映画の雰囲気を感じました。

僕の記憶では、この映画が公開された当時、結構な量でテレビで宣伝されていたように思いますが、そのときに受けた印象とも違っていました。宣伝では蒼井優さんの色っぽい場面を前面に出していたように思います。そこまで色っぽい場面、展開があるわけではありません。

そうは言いましても、いわゆるベッドシーンは幾度もあり、「濃厚な」という表現が当てはまりそうな場面もありますが、蒼井さんのバストのトップが映し出されることはありません。二階堂ふみさんが「リバースエッジ」で全裸をさらけ出したことに比べますと、子供向けといえるくらいの「濃厚」なレベルでした。

それにしても二階堂さんは「人間失格」でもかなり過激な映像を出していますが、その度胸には感服いたします。さらにすごいのは、そうした場面を経験しながら、NHKの朝ドラにも抜擢されるのですから、存在感を誰しもが認めている証拠です。

蒼井さんに話を戻しますと、バストトップを見せないとはいえ高橋一生さんとの絡みはそれなりにエロティックな感じを十分過ぎるほど出していました。そういう場面を見ていますと、ついつい夫である山里亮太さんのことが心配になります。結婚会見のときに「恋多き女」と記者から質問があったときに、とっさに庇った山ちゃんでしたが、こうしたラブシーンはやはり心底穏やかではないのではないでしょうか。

ピエール滝さんが出演していましたが、大麻で逮捕される前に公開されていたようです。なにしろダッチワイフを販売したことで逮捕される場面がありますが、あまりにも現実とかぶってしまいますので、さすがに逮捕のあとの撮影ではないでしょう。それはともかく、配役的にはピッタリのピエールさんでした。

蒼井優さんと高橋一生さんは「スパイの妻」でも共演していますが、この映画での共演ぶりがよかったからではないでしょうか。そうしたことを見ていますと、繰り返しになり申し訳ありませんが、山里亮太さんは心中穏やかではないように思います。女優さんをお嫁さんにするって大変だよなぁ、と思った次第です。

映画の中でちょっと面白い場面がありました。それは最初のほうの場面で、高橋さんがイヤリングを忘れていった蒼井さんを駅まで追いかけるシーンがあるのですが、なんとその駅が、フジテレビ朝の情報番組「めざましテレビ」の中に出てくる「アキラ先輩」たちが集まったりする駅でした。監督のユーモア感が面白かったです。

それでは、また。

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