ジョーカー

2019年製作/122分/R15+/アメリカ
監督:トッド・フィリップス
出演者:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、

あらすじ
孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。

公開当時、なにかで「面白い」と紹介されていたので、少し興味が湧いていたのですが、予告編を見たときになんとなく「観たい」気分にならずに、観ないままでいました。ところが、最近またこの「ジョーカー」について紹介する記事を一度ではなく二度までも読んでしまいましたので、観る気分になった時代です。

正直な感想を一言でいうなら、「怖いだけの映画」といったところでしょうか。世の中に対する恨みが心の奥底にある主人公の社会に対する復讐の映画なのですが、この映画を好意的に紹介していた記事には、「哲学的なもの」といいますか、ストーリーからもっと深いものが訴えられているように書いてありましたが、僕はそこまで共感する気持ちにはなれませんでした。

全体的に暗い映画ということが影響していると思いますが、「大衆受けはしない」だろうと予想できます。ただ一つ理解だけできるとしたなら、それは「テロ組織はこうやって生まれるのではないか」と思えるところです。

今の世の中は格差社会と言われていますが、底辺にいる人たちはいつまで経ってもそこから這い上がれないのが現実ですので、そうした鬱屈した気分がテロに気持ちを向かわせると考えられなくもありません。

平等な社会はどのようにして生まれるのでしょう。

それでは、さよならさよなら。

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