ハーモニー 心をつなぐ歌

2010年製作/115分/G/韓国
監督:カン・テギュ
出演者:キム・ユンジンナ・ムニカン・イェウォンチョン・スヨンパク・ジュンミョンイ・ダヒチャン・ヨンナム

あらすじ・解説
おなかの子を夫の暴力から守るために殺人を犯した罪でチョンジュ女子刑務所で服役中のジョンへ(キム・ユンジン)は、ある日、慰問にやって来た合唱団の歌声に感銘を受ける。自分たちでも合唱団を結成しようと思い立ったジョンへは、半年間で成果を上げることを条件に所長から結成の許可を得て、早速メンバー集めを開始する。

僕だけに表示されるのか、ほかの人にも表示されるのかはわからないのですが、アマゾンプライムのトップページを開きますと、ここ一ヶ月ばかりずっとこの映画のサムネイルが目立つところに表示されていました。なんとなく観たいようなそうでもないような、中途半端な気持ちだったのですが、あまりに目立つというか目に留まるので、根負けして本日観ることにしました。

本当は、この前に違う映画を観はじめたのですが、少し過ぎたところで以前観たことがあることがわかり、観るのをやめてこの映画にした経緯があります。それにしても数ある映画の中から同じものを選ぶとは、僕って好みに凄い偏りがあるようです。もちろん内容を知る前に選ぶのですから、タイトルに影響されていることになるのですが、つまりはいかに「タイトル」が重要かを示しています。

それはさておき、製作が2010年ですのでもう12年も前ですが、それがわかって感じたのは、あとづけになってしまいますが、「古さ」を感じてしまいました。観終わったあとに調べていてわかったのですが、主人公を演じるキム・ユンジンさんは米国ドラマ「LOST」に出演していたそうです。

実は、僕は「LOST」にはまっていた時期がありまして、当時といってもいつだったのかさえ思い出せないのですが、かれこれ15年以上は過ぎていると思います。僕が見ていたのは深夜の1時くらいから1時間だったのですが、次回が楽しみで楽しみで仕方ないほどの話の展開でした。そのドラマに出演していたということでしたので、必死に思い出してみますと、確かにキムさんが出演していました。だからどうした、と言われますと困るのですが急に親近感がわいてきました。と言っても観終わったあとからのことですが…。

映画について感想を書きますと、いろいろなものを「詰め込みすぎ」という感が無きにしも非ずです。女子刑務所という設定ですので、そのように作りやすい、または作りたくなる気持ちもわかりますが、出だしで話がいろいろと飛んでしまいますと、僕のような記憶力が落ちているおじいさんにはとっつきにくく、集中力が途切れる感じがしてしまいます。

そうではありますが、「さすが!韓国映画」と思わせるのは話の終盤にかけての展開です。12年前というかなり古いときに作られたものですが、十分感動させられました。繰り返しますが、「さすが!韓国映画」でした。

それでは、さよならさよなら。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする