コリー二事件


2019年製作/123分/G/ドイツ

出演者:エリアス・ムバレク 、アレクサンドラ・マリア・ララ 、ハイナー・ラウターバッハ 、フランコ・ネロ

あらすじ
新米弁護士のカスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。30年以上もの間、ドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺したのだ。ライネンにとってこれが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな事件。しかし被害者は、少年時代からの恩人だった。殺害について一切口を閉ざすコリーニだが、ライネンは事件を深く調べるうちに自分の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして想像を超える衝撃の真実に向き合うこととなる…。
(「映画の時間」より引用)

とにかく素晴らしい! 「今の時代だからこそ」というのもありますが、これこそ映画が果たすべき一番の役割ではないか。そう思わせる映画でした。

この映画を観て驚いたのは、ドイツという国の民主主義の民度です。トルコ人が弁護士になれることもですが、このような国家を批判する映画が堂々と製作でき、しかも支持を得ていることです。今のウクライナの状況に、おそらくドイツ国民は心が揺れ動かされているのではないでしょうか。

このような映画を観ますと、本当に今のロシアはナチスと同じことをやっている、と思わずにはいられません。西側諸国はプーチン大統領の「核の脅し」などに負けずに、なんとか対応してほしいと願っています。ナチスが行ったような虐殺が今現在、行われていることの異常さを世界は認識し、対処する必要、いえ義務があります。

早く早く、世界はプーチン大統領を止めなければならない!

最後に、被告人を演じていた、なにも語らずに怒りだけを表現した演技力の素晴らしさに感動!

それでは、さよならさよなら。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする