さよなら、僕のマンハッタン

2017年製作/88分/G/アメリカ
監督:マーク・ウェブ
出演者:カラム・ターナー、ケイト・ベッキンセイル、ピアース・ブロスナン、ジェフ・ブリッジス

あらすじ
大学を卒業して親元を離れたトーマスは、アパートの隣室に越してきた、W・F・ジェラルドと名乗る不思議な中年男性と親しくなり、人生のアドバイスを受けるようになる。そんなある日、父のイーサンが愛人と密会している場面を目撃してしまったトーマスは、W・Fの言葉に後押しされ、父の愛人ジョハンナに近づく。謎めいた隣人W・Fと父の愛人ジョハンナとの出会いを通して、それまで退屈で平凡だったトーマスの人生に変化が訪れる。

実はそれほど期待して観始めたわけではなかったのですが、観ているうちにだんだんと面白く感じてきました。全体的には「よくある青春モノ」ともいえそうですが、観終わったあと後悔する気持ちは起きませんでした。それどころか満足しました。

挿入歌が「サイモンとガーファンクル」だったのですが、僕がちょうど青春時代にヒットを飛ばしていたデュオです。「明日に架ける橋」が最も有名でしょうか。70年代の映画にはよくこの二人の歌が使われていたように思います。

映画を観るようになってから、アメリカでも地方と都会の違いがあることを知ったのですが、まさしく、タイトルからわかるようにこの映画は都会の映画です。僕の中では都会の映画と言いますと、「ウディ・アレン」さんが思い浮かぶのですが、都会で暮らす男女の物語といった面では通じるものがあります。

父と息子と関係をもつジョアンナ役のケイト・ベッキンセイルさんはカサンドラ・ブロックさんに、2階に引っ越してきたジェラルド役のジェフ・ブリッジスさんは恋愛映画で有名な「ゴースト/ニューヨークの幻」でデミ・ムーアさんの相手役だったパトリック・スウェイジさんに、それぞれ似ていると思いました。007のジェームズボンドを演じたピアース・ブロスナンさんが主役ではなく出演していたのは、感慨深いものがあります。

書きながら思ったんですけど、物語の展開的には「韓国ドラマ」のようにも思いました。どちらにしましても「ああ、青春!」といったところでしょうか。

それでは、さよならさよなら。

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