灼熱の魂

原題:Incendies
配給:アルバトロス・フィルム
日本初公開:2011年12月17日
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演者:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マクシム・ゴーデット、レミ・ジラール

解説・あらすじ
解説
レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲をドゥニ・ビルヌーブ監督が映画化し、第83回米アカデミー外国語映画賞にノミネートされたヒューマンミステリー。

心を閉ざして生きてきた中東系カナダ人女性ナワルは、ある日、実の子で双子のジャンヌとシモンに謎めいた遺言と2通の手紙を残してこの世を去る。手紙はジャンヌとシモンが知らされていなかった兄と父に宛てたもので、まだ見ぬ家族を探すためナワルの母国を訪れたジャンヌとシモンは、母の痛切な過去と向き合うことになる。
(映画.comより引用)

外国映画のときにたまに書きますが、英語とその日本語訳が合わないように思っていましたが、今ネット辞書で調べたところ原題「Incendies」の訳語は本当に「灼熱の魂」となっていました。それが驚きです。作者はどのような思いでこのタイトルにしたのか気になるところです。

公開が2011年とかなり前ですが、現在のロシアのウクライナ侵攻の現実がありますと、時代遅れというか古いという感じは全くありません。それにしても人類はどうして宗教のことで殺し合いをするのでしょう。宗教は平和のためにあるのではないのでしょうか。僕はそれが不思議で不思議でなりません。

観始めた当初は、時代が行きつ戻りつするのが気になっていたのですが、次第に気にならなくなったというか、理解できるようになりました。それにしても深く重い内容です。この映画を観ていますと、どうしても現在のロシアの蛮行に思いが馳せてしまいます。どうして、国際社会は武力を使ってでもロシアを止めないのでしょうか、と過激なことを考えてしまいます。

ロシア以外でもいろいろなところで弱者が虐げられている世界があります。はやく平和な地球になることを願っていますが、陰謀論に容易くコントロールされる大衆がいる限り、それはかなわないのでしょうか。それが悲しくて悲しくてなりません。

人類のなんと愚かなことよ…。

それでは、さよならさよなら。

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