茜色に焼かれる

2021年製作/144分/R15+/日本
監督:石井裕也
出演者:尾野真千子、和田庵、片山友希、永瀬正敏、

あらすじ
田中良子(尾野真千子)は生きづらい世の中で逆風にさらされながらも、13歳になる息子・純平(和田庵)の前では胸に抱えた哀しみや怒りを見せずに気丈に振る舞っていた。一方の純平も、屈辱的な出来事に耐えながら母を気遣っている。二人はもがき苦しみながらも、あるものだけは手放そうとしなかった。

たった一言でこの映画を表すなら、、、「ザ・映画!」です。

出だしは一気に観客を引き込む映像で、それから今の時代の格差社会を映し出していきます。オダギリジョーさんがちょい役で出てきて、すぐに亡くなるのですが、オダギリさんは、そういうのが得意というか、好きみたいですね。

真ん中の後半くらいまで、弱者の話ばかりが連続で描かれていて、正直なところ暗い気持ちになってしまいます。正直ついでに書きますと、なんか嫌~な気持ちになってちょっと後悔しはじめてもいたのですが、よくよく考えてみますと、この映画は監督は「哲学的なことを描ぎたい」と思ってるんだろうなぁ、なんて思ったりしました。

オダギリさんはほんのちょい役ですが、永瀬さんはとても味でいい感じの役どころなんですが、魅力を感じずにはいられません。キョンキョンさんは、どうして永瀬君と別れたのかなぁ…、なんて余計なことを考えてしまいました。どう見たって、今のパートナーより永瀬さんのほうが断然魅力的ではないですか!

冒頭で、この映画を「ザ・映画」と表現しましたが、観終わって本当に、「ザ・映画!」って感じました。なんて言うんでしょう、最後のほうで心を動かされました。

それでは、さよならさよなら。

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