2024年製作/128分/G/日本
監督:塚原あゆ子
脚本:野木亜紀子
出演者:満島ひかり、 岡田将生、 ディーン・フジオカ、 火野正平、 阿部サダヲ、
あらすじ
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。
豪華な出演陣に驚きましたが、まさにTBSの総動員と言う感じの映画でした。最初のほうは、あまりに豪華な出演陣でしたので、それが逆に僕の気持ちをなえさせていました。しかし、後半にいくにつれて映画の本質に迫り、見応えを感じてきました。
端的に言いますと、宅急便業界の裏側がわかる映画です。そして、宅配業界だけではなく、今の時代の様々な業界のいろいろな理不尽さを描こうとしているようにも思いました。以前、この映画のプロデューサー、監督、脚本を務めている3人の対談記事を読んだことがあるのですが、この3人の方々は大げさにいうなら「社会的問題点」を映画で描きたいと思っているような方々です。実際、この映画はそれを上手に描いていたように思います。
それでは、さよならさよなら。