2022年製作/113分/PG12/日本
監督:松本准平
出演者:小雪、 田中偉登、吉田美佳子、吉沢悠、増田俊樹、
解説・あらすじ
世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授・福島智さんと母・令子さんの実話を基に描いた人間ドラマ。
関西の町で教師の夫や3人の息子とともに暮らす令子。幼少時に失明した末子の智は家族の愛情に包まれて天真爛漫に育ち、東京の盲学校で高校生活を送るが、18歳の時に聴力も失ってしまう。暗闇と無音の世界で孤独にさいなまれる智に希望を与えたのは、令子が彼との日常から考案した新しいコミュニケーション手段「指点字」だった。母子は勇気を持ってひとつずつ困難を乗り越え、人生の可能性を切り拓いていく。
(映画.com より引用)
面白かった。本当に感動しました。いい意味で、涙涙の作品でした。第47回日本カトリック映画賞を満場一致で受賞したそうですが、決して宗教色が強い作品ではありませんので、ご安心してご覧になっていただけると思います。
映画の中で「リンデロン」のいう薬品名が幾度も出てくるのですが、実は僕は耳鼻咽喉科に通院していまして、毎回リンデロンを処方してもらっています。なので、これほど薬品名を連呼して、製薬会社からクレームはこないのでしょうか。それが気になりました。
しかし、そのようなことは映画全体から見たら些細なことで本当に素晴らしい作品というか素晴らしい主人公でした。これ、実話なのが凄いです。
映画の中で主人公の母親が「指点字」を発案する話が出ているのですが、こういうときに僕はいつも思うんです。これだけITが発達した時代に「指点字」の代わりになるようなアプリが開発されてもおかしくないと。ITに詳しい人、是非とも考案してほしいものです。
それでは、さよならさよなら。