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新聞記者

ストーリーの展開的にも、主役の人がイントネーションを気にするあまり、無駄な演技をしているように思えて仕方ありませんでした。ネットで調べたところ、やはり政権批判的な内容だったために日本人の配役ができなかったと書いてありました。そうであるなら、主役を演じた松坂桃李さんは偉いな、と思った次第です。

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「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

それはさておき、この映画はサリンジャーさんの半生が描かれているのですが、本が売れたことで精神的に追い込まれていくようすが描かれています。しかし、作家に限らず有名になったことで人生を狂わせる例はたくさんあります。有名になるということは、その時代の一つの象徴になることですので、それだけいろいろな風をまともに受けることでもあります。

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蜜蜂と遠雷

恩田さんの原作と言いますと、以前「夜のピクニック」という映画も観ましたが、どちらにも共通していることがあります。それは、物語の中に悪党と言いますか悪い奴が出てこないことです。この映画の主人公4人はライバルでありながら、相手を蹴落とそうとする素振りなど微塵もみせません。それどころか、相手を敬い助け合っています。一般的な物語のストーリーは勧善懲悪となっているのが普通ですが、悪党を懲らしめる展開がなくても、見ている人に十分感動を与えることができることを証明しています。

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ホテル・ムンバイ

「手に汗握る」という表現がありますが、この映画はまさにこの表現が当てはまる映画でした。しかも中だるみが全くなく、そのまま終わりまで突っ走っている映画でした。実話が元になっているそうですが、そのことも「手に汗握る」気持ちを高めていたのだと思います。映画の最初の部分で「実話」と解説されているのですが、そうした意図があったのかもしれません。ちなみに、こうした事件があったことが僕の記憶にはありませんでした。

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永遠の片思い

僕はなぜか、韓国映画を無性に観たくなることがあるのですが、今回はその気持ちに応えるべくこの映画を選びました。題名に惹かれたのが第一の理由ですが、実は観始めた時はちょっと気持ちがスムーズに入り込めなかったのです。理由は、男の主人公が「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンさんだったからです。

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ヴィヨンの妻

<!-- wp:paragraph --> <p>監督の根岸吉太郎さんの名前は「遠雷」で聞き覚えはありましたが、僕の青春時代に若手の監督として注目されていた記憶があります。その根岸さんが監督だったことに驚きを感じました。</p> <!-- /wp:paragraph --> <!-- wp:paragraph --> <p>記憶がありませんので想像ですが、この頃から松たか子さんは演技派として業界で認められていたのかもしれません。もちろんだからこそ主演を務められるのですし、主演女優賞も獲得できたはずです。その意味で言いますと、広末涼子さんの出演も驚きでした。</p> <!-- /wp:paragraph -->

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グリーンブック

主人公のトニー・“リップ”・ヴァレロンガを演じたヴィゴ・モーテンセンさんを見ていて、前に似た感じの俳優さんがいたなぁ、と思っていろいろ考えていて、やっと思い出しました。ジョン・ヴォイトさんという俳優さんですが、一番記憶に残っている映画は「チャンプ」というボクシング映画です。

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三島由紀夫VS全共闘 50年目の真実

この映画は昨年テレビで頻繁に告知していましたが、そのときとても「見たいなぁ」と思っていましたが、映画館に出かけるのは好きではありません。ですので、うれしさも半端ではありませんでした。いつもはアマゾンプライムを開いても、「どれを観ようか」と一覧の中を行ったり来たりするのですが、今日はそんなこともなく一発で決まりました。

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セブンデイズ

サスペンスものは終わりのほうのどんでん返しが見どころですが、この映画も二転三転していて面白かったです。ですが、物語の展開の中でなんとなく伏線を感じる場面もあり、二転三転も予想ができなかったわけでもないとも言えそうです。

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火口のふたり

以前、『きみの鳥はうたえる』という映画をこのコーナーで紹介しましたが、やはり柄本さんが似た(?)ような役を演じていました。柄本さんはその映画で第92回キネマ旬報ベスト・テンと第73回毎日映画コンクールで主演男優賞を獲得しているのですが、この映画も同じ流れで主役に選ばれたような感じがします。