愛の旋律

製作国:韓国 2018年
監督:チョ・ソッキョン
出演者:ユ・ホジョン、パク・ソンウン、オ・ジョンセ、チェ・スビン、ハ・ヨンス、イ・ウォングン、チェ・ウシク

あらすじ
歌手になることが夢のローズ(ユホジョン)は、昼間は工場で働き、夜にはナイトクラブでウェイターをするという生活を送っていました。
そんなローズがひょんなことからスカウトの目に留まり、歌手になるためのレッスンを受ける機会が与えられます。
相棒のスンチョル(チェウシク)と共にデビューを目指し訓練し、恋人にも恵まれるという幸せな日々を過ごしていたローズでしたが、恋人との別れや予想外の妊娠により歌手の夢をあきらめ、シングルマザーとして娘ヒョナ(チェスビン)を育てる道を選びます。
その後、仕事に育児にと忙しい毎日を送ってきたローズは、ヒョナが反抗期真っ盛りの高校生となったころ、突然元恋人でヒョナの父親であるミョンファン(パクソンウン)に再会することになります。

しかし、ヒョナには父親はすでに亡くなっていると伝えていて・・・。
(「キムチチゲはトマト味」https://saeriho.com/aino-senritu/#i-2より引用)

韓国映画を観るとき、いつも思うことですが、やっぱり、韓国映画にはずれはない、というのが第一印象です。ただし一つだけ苦言を言わせていただくと、最後から2番目の2つの場面だけが残念に思いました。なぜなら、傘を差しているので雨が降っている設定であるにもかかわらず、日差しが出ていて、影ができていたからです。天下の韓国映画ならざる失態のように思いました。

それを除くなら、やはり韓国映画は脚本が素晴らしいです。物語の展開が早くて飽きが来ません。それと韓国映画の特徴と言いますか、共通点として主人公を無償で助けるわき役がいることがあります。なんとくですが、これは韓国という民族の国民性にあるのではないでしょうか。そんな気がしました。

この作品は2018年の製作ですが、主人公が住んでいる住宅が半地下になっていました。当時、もう韓国では「半地下」が庶民の暮らしとして一般的だったんだなぁ、と思った次第です。韓国は日本以上に格差社会と報じられていますが、映画の中でも描かれていましたが、よく思い出せば韓国は一度国家として破産した過去があることを思い出しました。

それを思う時、現在の世界的活躍はそれこそ「奇跡」と言ってもいいように思ってしまいます。映画でもアカデミー賞を獲得しましたし、歌の世界でもBTSが大成功していますし、経済界でもサムソンはスマートフォン、薄型テレビ、NAND型フラッシュメモリなどのシェアにおいて世界的に上位に入るほどの規模になっています。かつて経済破綻した国は思えないほどの大発展です。

現在、日本と韓国はあまり良好な関係とは言えませんが、隣人としていつかかつてのように仲良くなることを願っています。

それでは、さよならさよなら。

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