2023年07月一覧

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ベビーブローカー

さすが是枝監督で、義理と人情と家族愛が丁寧に描かれています。まるで山田監督の「幸せの黄色いハンカチ」を観ているようで後半に、そして終盤にグイグイ引っ張られていきました。

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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人

映画は時世を描くといいますが、この映画は簡単に言いますと「子供誘拐」なのですが、今の韓国でも本当にこんなことが起きているのでしょうか。タイトルで想像した内容とは違っていて、とても陰惨でサスペンスで残酷なストーリーでした。

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騙し絵の牙

今の出版界の実情を知るのに最適な映画でした。僕的には幻冬舎代表取締役社長の見城徹さんを思い起こさせ、そして主人公の生き方は大泉洋さん本人の生き方とダブっても見えました。それも当然なのですが、原作の塩田武士さんは大泉さんをイメージして書いたそうだからです。それにしても、作家にそのように思わせる大泉さんは天才です。

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ソワレ

村上虹郎さんが出演していたので観る気になったのですが、最初の30分ほどは今ひとつ入り込めませんでした。しかし、途中からストーリーに引き込まれたのですが、正直に言いますと、展開に無理があるように思いました。

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ザリガニの鳴くところ

この映画の主は庶民とエリートの対比でもあるように思いますが、主人公が「陪審員に無罪を懇願するのはまっぴら」「彼らが裁くのは私ではなく、彼ら自身だ」と訴える場面があります。今の時代でも「差別」が問題になることがあるのですから、昔はもっと激しい「差別」が常態化していたと想像します。人間って全然進歩していないんだなぁ、と愚かしさを思わずにはいられませんでした。