ブリング・ミー・ホーム 尋ね人

2019年製作/108分/PG12/韓国
監督:キム・スンウ
出演者:イ・ヨンエ、ユ・ジェミョン、イ・ウォングン、パク・ヘジュン、

あらすじ
看護師として働くジョンヨン(イ・ヨンエ)は、夫ミョングク(パク・ヘジュン)と共に、6年前に失踪した息子ユンスを捜し続けていた。捜索途中に起こった悲劇的な事故の後、憔悴しきった彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。しかし、漁村へとやってきたジョンヨンの前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。口を閉ざす村の人々、非協力的な地元警察。この村は何かがおかしい…。

映画は時世を描くといいますが、この映画は簡単に言いますと「子供誘拐」なのですが、今の韓国でも本当にこんなことが起きているのでしょうか。タイトルで想像した内容とは違っていて、とても陰惨でサスペンスで残酷なストーリーでした。

そうであるだけに、韓国の人はどういう気持でこの映画を観たのだろうか、と少しばかり気になりました。警察官が悪徳に描かれているのですが、実際の警察も正義とはかけはなれた職業になっているのか、と心配になりました。

ポスターの感じではもっとたくましい女性のストーリーを想像したのですが、繰り返すようで申し訳ないのですが、本当に暗く悲しい映画でした。ただ、展開に夢中になったのは確かなので、その意味においては成功した作品なのかもしれません。

一つ難点を言いますと、最後の最後もそうなのですが、時系列がわかりにくく、そのせいで感動も今一つという印象でした。付け足しで書きますと、ポスターのイ・ヨンエさんは浅田美代子さんに似ています。

それでは、さよならさよなら。

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