EXIT

2019年製作/104分/G/韓国
監督:イ・サングン
出演者:チョ・ジョンソク、イム・ユナ(少女時代)、コ・ドゥシム、パク・インファン

あらすじ
母親の古希を祝う会場で、大学時代に好きだった山岳部の後輩ウィジュ(ユナ)と再会した無職の青年ヨンナム(チョ・ジョンソク)は、すっかり浮かれていた。一方街では有毒ガスが発生し、道行く人々が次々と倒れ大混乱に陥る。やがてガスは上昇し、ヨンナムたちがいる会場も危険な状態になる。ヨンナムとウィジュは、命綱なしで地上数百メートルにおよぶ高層ビル群を飛び移り、ガスがまんえんした街から脱出しようとする。
(シネマトゥデイより引用)

今の時代に的を射た作品」といった感じの映画でした。東京オリンピックで新種目になったスポーツクライミングのような場面が随所に、というかそういう場面ばかりですが、まさにそうした場面を作り出すために作られた映画でした。

その意味で時流に合ったというか、狙った映画ですが、そこに的を絞った映画を企画したアイディアが称賛ものです。韓国映画の素晴らしいところは、まさにそういう点にあるのではないでしょうか。

時代に即している、といいますか、時流をうまく捉えているという意味でドローンを実にうまく使っているのもすごいですし、マスコミがリアルで刺激的な映像を求めているという今の時代の行き過ぎたメディアのやり方を批判的に描いているのも素晴らしい点でした。

ドローンの特徴というか、長所をうまく活かしながら、しかも作品的に違和感を持たせないように作られているのが、本当にすごいと思いました。わからないけど、おそらくこういう映画のアイディアは韓国ではたくさん出ているんだろうなぁ、と感じた次第です。

それでは、さよならさよなら。

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