「糸」

2020年製作/130分/G/日本
監督:瀬々敬久
出演者:菅田将暉、小松菜奈、倍賞美津子

あらすじ
北海道で暮らす13歳の高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は、互いに初めての恋に落ちるが、ある日突然葵の行方がわからなくなる。彼女が養父の虐待から逃れるために町を出たことを知った漣は、夢中で葵を捜し出し駆け落ちしようとする。だがすぐに警察に保護され、葵は母親と一緒に北海道から出て行ってしまう。それから8年、漣は地元のチーズ工房に勤務していた。
(シネマトゥデイより引用)

なんと一番驚いたのは、製作が2020年ということでした。公開された当時、とても評判になったことは覚えていましたが、それが昨年ということです。僕の感覚ではもう数年は経っている感じだったので、それがとても驚きました。

それにしても、やはり菅田さんの凄さですよね。このあと菅田さんは有村架純さんと組んだ映画もありましたから、年がら年中ヒット作に出ていたことになります。なんという才能!しかも、驚くべきことに、そうした快挙をかれこれ10年くらい続けているのではないでしょうか。僕の感覚ではまさにそうです。

菅田さんで最初に記憶に残っているのはまだ新人の頃で「堂本兄弟」というテレビ番組に出演したときのことです。その中で、「最近、ミシンに凝っている」といって実際にミシンで洋服を作っているようなことを話していたのですが、正直なところ「いったい、いつ寝ているのだろう」というくらい精力的にいろいろな活動をしています。

同じころに、芸能ニュースで深夜に繁華街でこの映画にも出演していた二階堂ふみさんと出歩いていることが報じられていました。二階堂さんもマイペースで芸能界を生き抜いている印象がありますが、菅田さんも全く同様です。

映画について少し触れますと、主人公の二人が絡む場面はそれほど多くありません。それにもかかわらず、恋愛映画として成り立たせていることに感動しました。悪い意味ではなく、泣かせるツボを押さえている感じがしました。

大事なところで、“キー”になる振る舞いがでているところもとても好感です。例えば、「ドングリを投げる」ことや「泣いている人を抱きしめる」などです。脚本ってこうやって書くんだろうなぁ、と思いました。

それでは、さよならさよなら。

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