ばるぼら

2019年製作/100分/R15+/日本・ドイツ・イギリス合作
監督:手塚眞
出演者:稲垣吾郎、二階堂ふみ、石橋静河、

あらすじ・解説
作家として活躍する美倉洋介は新宿駅の片隅で、ばるぼらという酩酊状態の少女と遭遇する。洋介は、見た目がホームレスのような彼女を自宅に連れて帰る。だらしなく常に酒を飲んでいるばるぼらにあきれながらも、洋介は彼女の不思議な魅力に惹(ひ)かれていく。何より、彼女と一緒にいると新しい小説を書く意欲が湧くのだった。
(yafoo映画より引用)

映画を紹介するサイトで「なにを表現したかったのか…」という感想がありましたが、同感です。僕はよく「昔の日活映画」と表現することがありますが、この映画もまさに「昔の日活映画」を思い起こさせるような作品でした。

映画の出だしは、地下通路の端に座っている二階堂さんで、浮浪者のような汚れまくった恰好なのですが、そのときの顔の汚れ具合が「作り物感」が満載で、実はそこでがっかりしました。しかし、映画が進むにつれて段々と面白くなることもありますので、“我慢して”観たのですが、正直なところ最後まで感動する場面に出くわすことはありませんでした。

そういえば、稲垣吾郎さんの主演であるにもかかわらず、テレビでの宣伝を見た記憶がありません。2019年公開ですので、最近といえる範囲です。それでも記憶がなく、ネットの映画紹介サイトでも見覚えがないのですが、広告・宣伝は全く行わなかったのでしょうか。疑問です。

映画の中で二階堂さんと吾郎さんの結婚式の場面があるのですが、あの場面を見ていてなぜか、オリビアハッシーさんと布施明さんの結婚式を思い出しました。もう50年くらい前ですが、僕は当時オリビアさんの大ファンでした。当時、ハリウッドの女優と言いますと、日本人からしますと高嶺の花となっていても不思議ではありません。その高嶺の花の方が有名な歌手とはいえ、日本人と結婚したのがとても不思議に思った記憶があります。

この映画はファンタジーな感じがしますし、話の展開もわかりにくいですが、唯一見どころと言いますと、二階堂さんのヌードでしょうか。それにしても、二階堂さんはこの映画の前の「リバース・エッジ」からヌードの安売りのように思えるのですが、なんかもったいない感じがします。この時期に、なにかプライベートで変化があったのでしょうか。そんな感じを抱かせるヌードです。基本的には、沖縄の人は度胸がある、のかなぁ…。

この映画は手塚治虫さん原作だそうですが、考えようによってはファンタジーさは手塚さんらしいとも思えます。監督が息子さんですので、それも関係しているのでしょう。

それでは、さよならさよなら。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする