余命10年

2022年製作/125分/G/日本
監督:藤井道人
出演者:小松菜奈、坂口健太郎、 山田裕貴、 黒木華、 リリー・フランキー

あらすじ
数万人に1人という不治の病に冒され余命10年を宣告された20歳の茉莉は、生きることに執着しないよう、恋だけはしないことを心に決めていた。ところがある日、地元の同窓会で和人と出会い恋に落ちたことで、彼女の最後の10年は大きく変わっていく。

それにしても、今年公開の映画がもうアマゾンプライムで観られるなんて、すごいですよね。この映画が公開されたときは、実はあまり興味が湧きませんでした。基本的に僕は「いのち」を扱う小説とか映画類を好きではありません。いかにも「お涙ちょうだい」のように思えるからですが、観始めますと、それほどあくどさも感じず、思いっきり涙を流すことができました。たまには、こういうミーハーな映画もいいものだなぁ、と思った次第です。

映画の中で印象に残った場面は、健太郎君が勘違いをしたことに気づいたそのときの小松さんの表情です。なんとも素晴らしく、観ているこちらに感じさせるものがありました。二人の関係が一気に近づいたことが伝わってきました。

それから印象に残っているのは、「吹雪が吹いた瞬間」の場面です。この場面で、この映画が青春映画ってことを思い出しました。おじさんですかね。少しばかり残念だったのは、主人公がトイレの中で大切な秘密を聞いてしまう展開です。ちと「ありきたり」でチープ観が出てしまったように思います。

それはともかく、たまには「なみだ、なみだ」の作品も涙の新陳代謝が行われてよかったです。出演陣がなんとも豪華でお金かかってんだろうなぁ、とも思いました。

それでは、さよならさよなら。

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