うれしはずかし物語

製作年:1988年 製作国:日本
監督:東陽一
出演者:川上麻衣子、寺田農、本阿弥 周子

あらすじ
家庭を離れ、一人になれる空間を求めてワンルーム・マンションを買った中年男と、週に1度の約束と割り切って愛人契約を結ぶあっけらかん女子大生との恋模様を、ペーソス豊かに描いた作品。川上麻衣子が均整のとれたプロポーションを披露する。

学生時代に観た東陽一監督の映画は、なんとなく「おしゃれ」というか「先進的」というか、そんなような雰囲気を醸し出している監督という記憶があります。「 もう頬づえはつかない」(あんぐる+ATG・113分)とか1980年「 四季・奈津子 」、(幻燈社+東映・120分)、1981年 ラブレター (幻燈社+にっかつ・80分)、1981年 「マノン」 などを覚えていますが、特に「 もう頬づえはつかない 」のポスターに映っていた桃井かおりさんの表情は今でも頭の中に残っています。

僕の青春時代から少し過ぎた頃の作品ですが、「なんか懐かしいなぁ」って思って最後まで観てしまいました。原作がジョージ秋山さんなのは知らなかったですが、内容的にはジョージさんらしさを感じさせるものがありました。

そういやぁ、川上麻衣子さんは「小悪魔」の代表だったなぁ…。川上さんといいますと、僕の世代ではTBSドラマの「青が散る」で主人公良平に思いを寄せる役がピッタリはまっていました。特段可愛いとか美人という外見ではありませんが、男性心をくすぐる魅力的な雰囲気を持っている俳優さんです。この作品では、その魅力を遺憾なく発揮していました。

それでは、さよならさよなら。

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