サンザシの樹の下で

2010年製作/114分/G/中国
監督:チャン・イーモウ
出演者:チョウ・ドンユィ、ショーン・ドウ、

あらすじ
都会育ちの女子高生ジンチュウは、文化大革命の再教育のために送られた農村で青年スンに出会う。ジンチュウは、エリートでありながらも明るく誠実なスンに恋心を抱き、やがて2人はひかれあうが、身分違いの2人の愛には過酷な試練が待ち受けていた。文化大革命下の中国を舞台に、「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督が描く純愛ストーリー。
(映画.comより引用)

低予算であるのはわかりますし、プロというよりは、こう言ってはあれですが、学生が作ったような映画でしたが、それらを払いのけるほど、素晴らしい映画でした。中盤くらいまでは、観ていてこちらが笑顔になる場面がたくさんありました。それも、特別になにか起こるのではなく、ほんの些細な生活の出来事の一部だけでです。それもとてもよかったです。

最後の場面もそうですが、中盤あたりで主人公の男性が主人公の女性の足の甲に包帯を巻く場面だけで僕の涙を誘いました。僕が年をとって涙腺が緩んでいることもあると思いますが、そんな映像だけで泣かせるなんて…。映画って製作費だけじゃないんですよねぇって思わせた映画でした。

最後に。中国は、かつての文化大革命を批判的に描く映画を今作っても「大丈夫なのかなぁ」と思いました。

それでは、さよならさよなら。

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