あなたがここにいてほしい
実は、僕は会社勤めの人でたまにいる「単身赴任」というのが信じられないのです。結婚って、ずっと一緒にいたいからするもののはずなのに、「単身赴任」ではそれができないじゃないですか。もう、それって結婚じゃないですよ。
主にアマゾンビデオの作品
実は、僕は会社勤めの人でたまにいる「単身赴任」というのが信じられないのです。結婚って、ずっと一緒にいたいからするもののはずなのに、「単身赴任」ではそれができないじゃないですか。もう、それって結婚じゃないですよ。
ここまであからさまな政権批判映画とは、「恐れ入りました」という感じです。東映って骨があるな、と思いました。俳優陣が豪華な顔ぶれなのもすごいですが、佐藤浩市さんは以前、今は亡き安倍元首相をからかった発言をして、保守派の言論人から批判されたことがありますが、この映画と関係があるのでしょうか。
原作が「ブッカー賞」を取っていると書いてあったことも期待した一因ですが、物語の壮大さで見ごたえがありました。公開されたのが今から約30年前ですが、良質な映画はいつまで経っても観る人の心を惹きつけます。
ヒットラーが負けたあとの人生を描いた作品はほかにも観たことがありますが、ドイツが降伏したあとも、その後にいろいろなことが重なりあって、簡単に「悪い奴いい奴」とは分けきれない部分があることを知りました。
さすが是枝監督で、義理と人情と家族愛が丁寧に描かれています。まるで山田監督の「幸せの黄色いハンカチ」を観ているようで後半に、そして終盤にグイグイ引っ張られていきました。
映画は時世を描くといいますが、この映画は簡単に言いますと「子供誘拐」なのですが、今の韓国でも本当にこんなことが起きているのでしょうか。タイトルで想像した内容とは違っていて、とても陰惨でサスペンスで残酷なストーリーでした。
今の出版界の実情を知るのに最適な映画でした。僕的には幻冬舎代表取締役社長の見城徹さんを思い起こさせ、そして主人公の生き方は大泉洋さん本人の生き方とダブっても見えました。それも当然なのですが、原作の塩田武士さんは大泉さんをイメージして書いたそうだからです。それにしても、作家にそのように思わせる大泉さんは天才です。
村上虹郎さんが出演していたので観る気になったのですが、最初の30分ほどは今ひとつ入り込めませんでした。しかし、途中からストーリーに引き込まれたのですが、正直に言いますと、展開に無理があるように思いました。
この映画の主は庶民とエリートの対比でもあるように思いますが、主人公が「陪審員に無罪を懇願するのはまっぴら」「彼らが裁くのは私ではなく、彼ら自身だ」と訴える場面があります。今の時代でも「差別」が問題になることがあるのですから、昔はもっと激しい「差別」が常態化していたと想像します。人間って全然進歩していないんだなぁ、と愚かしさを思わずにはいられませんでした。
この映画も冒頭に実際にあった誘拐事件を「モチーフにした」と書いてありますが、単に昔の事件を再現するだけで「映画の価値」が出るのか疑問に思っています。映画っていうのは、観る人に感動を与えるのが本来の目的、役割のように思うのですが…。